
COLOR’S~殺したのは私~
第56章 一茶VS朱夏(ISSA SIDE)④
「実はね……私も一度だけ新潟に行ったの。
一茶に会いたくて……」
朱夏の話によると、よりによって俺が琥珀にプロポーズした現場を目撃したらしい。
朱夏の言う通り、俺は確かに近所のコインパーキングの前で琥珀と永遠の愛を誓っていた。
琥珀に夢中だった俺は、コインパーキングに停められていた朱夏の車に気付かずにいた。
「琥珀とは訳あって完全に切れたよ。未練も無い」
「そっか……」
朱夏は沙羅のことは知らない様子だった。
「私じゃ……ダメかな……」
「朱夏……」
一茶に会いたくて……」
朱夏の話によると、よりによって俺が琥珀にプロポーズした現場を目撃したらしい。
朱夏の言う通り、俺は確かに近所のコインパーキングの前で琥珀と永遠の愛を誓っていた。
琥珀に夢中だった俺は、コインパーキングに停められていた朱夏の車に気付かずにいた。
「琥珀とは訳あって完全に切れたよ。未練も無い」
「そっか……」
朱夏は沙羅のことは知らない様子だった。
「私じゃ……ダメかな……」
「朱夏……」
