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COLOR’S~殺したのは私~

第60章 一茶VS碧海(ISSA SIDE)④

「一茶も苦しかったね……そして私の存在が
一茶を苦しめてるね……」
「そんなこと……俺は……」
「でも……一茶のことで……もう我慢はしたく
ない……」

碧海が俺の腰に手を回すと胸に顔を埋めた。

「私にも……チャンスあるかな……
一茶のお嫁さんになるチャンス……」
「あ……あると……思う……」

いつもとは正反対のしおらしい碧海に動揺した。

「抱いて……一茶に抱かれたい」

碧海は俺の腕からするりと抜けるとベッドに仰向けで寝そべり目を閉じた。

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