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COLOR’S~殺したのは私~

第66章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)⑩

「んッ……哲也が決めてッ……んふッ……」
「俺は碧海ならどっちでも構わない」

哲也が耳たぶを軽く噛んだり舐めたりする。

「ぁんッ……哲也ッ……」
「続きは風呂でしようか」

哲也が帯をほどく。

それですら感じてしまう。

露天風呂付きの部屋。

これは婚前旅行。

一茶には仕事の都合で群馬の研究所に一泊すると伝えてある。

もちろん嘘。

私の妊娠も朱夏の不妊症も。

薄々勘づいていた。

違う……気付かない振りをしていた。

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