テキストサイズ

COLOR’S~殺したのは私~

第67章 一茶VS三姉妹(ISSA SIDE)⑦

碧海は初めて手料理で俺をもてなしてくれた。

エプロン姿も初めて目にした。

「ビールでいい?私は飲めないけど」

冷蔵庫から缶ビールを取り出そうとする碧海を背後から抱き締めた。

「碧海……結婚しよう」

とうとう俺は碧海にプロポーズしてしまった。

もう逃げられない。

「ありがとう……一茶……不安だったよ」

俺の方を向いた碧海は泣いていた。

「どうして……」
「もしかしたら朱夏と逃げちゃうんじゃないかって……」
「馬鹿言うなよ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ