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COLOR’S~殺したのは私~

第9章 一茶VS琥珀(ISSA SIDE)①

「一茶!朱夏ちゃん来てるぞ!」
「マジか?」

部室のドアの向こうから聞こえた
悟史の声に即座に反応すると
一目散に部室の外へ出た。

熱が下がり俺の元へ駆け付けたのだと思っていた。

しかしそれは朱夏ではなく琥珀で
俺と同じ三年生の部員数人に囲まれていた。

「朱夏ちゃんでしょ?」
「惚けんなよ。どう見ても朱夏ちゃんだろ?」
「朱夏ちゃん、俺のゴール見てくれた?」
「あの……私……朱夏じゃなくて……」

琥珀は部員らの質問攻めに圧倒されていて
半泣き状態だった。

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