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お医者さんは何でも知ってるっ

第3章 ③




『ではまた1年後に予約でいいですかね』



「あっお願いします。夏休み中でいいですか?」



『大丈夫ですよ。』



「陽菜もそれでいいよね?」



「えっ、あっ、うん」



突然訊かれて慌てふためく私を、お母さんと先生が笑った。



釣られて私も少し口角を上げた。



『陽菜ちゃんまた来年ね。』



「はい」



お母さんが立ち上がり



「ありがとうございました〜」



と、先生に向かって頭を下げた。



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