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真知子からの招待状

第8章 二階堂真知子という女②

「さて、どうしようか?」

「慣れてますね」

「何がだ?」

「高級ホテルに」


平井直也が珍しく照れた表情をした。


「ホテルのマニュアル本みたいなのを
昨日、立ち読みしてきただけだ」

「出掛ける前に、もう少し
スウィートルームを満喫したい」

「お好きにどうぞ」


英国貴族の別邸のイメージだった。

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