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真知子からの招待状

第30章 ハンター松岡千鶴③

『そんな不安定な状態で仕事なんて
出来ないわよ。甘く見るんじゃありません』

「だって……」

『千鶴さん……あなたは幸福者よ』

「私が?」

『そうよ。好きな人に振り向いてもらえて。
私なんて未だに片想いよ』


真知子さんほど綺麗で優しい女性が?


「つまらない意地を張るなということ
ですか?」

『つまらないなんて思ってないわ。
プライドを持つことは大切なことよ』

「だったら……」


太一さんから別れを告げさせたい。

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