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真知子からの招待状

第38章 平井直也の決断③

俺は何を心配していたんだ。


胡桃はこうして俺の腕の中に居るだろ。


5時間前の俺に言ってやりたい。


『胡桃は俺の女だ。自信を持て』と。


正直なところ

胡桃の記憶が戻らなければいいと

思っていた時期もあった。


しかしそんなモンはどこ吹く風。


例え胡桃の記憶が戻ったとしても

本條斗真ではなく俺を選ぶ。

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