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真知子からの招待状

第40章 本條斗真の決断④

クリから舌を離した際に

引いた糸でさえ

絹のように繊細に感じた。


これが真知子の武器であり

身を滅ぼそうとしている。


身を滅ぼしてしまうのは簡単だ。


だが、その前にやるべきことが

真知子にはある。


「ぁあんッ……ぁふッ……ぁふぅんッ……」


平井直也を救ってやれ。


苦しい道程になるかもしれないが

眼を反らさず逃げるな。

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