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真知子からの招待状

第47章 佐伯胡桃の想い⑥

斗真が裸の女性を抱き締めていた。


裸の女が振り向く。


痩せ細った中年女性。


「これから斗真と愛し合うのよ。
出ていってくださらない?ね?斗真……」


その中年女性が斗真に唇を重ねると

直也は黙って扉を締めた。


早くこの場を立ち去りたく

繋いでいる手を思い切り引いたが

直也はその場を動こうとはしなかった。

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