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真知子からの招待状

第47章 佐伯胡桃の想い⑥

ホテルをチェックアウトすると

私から直也の腕に絡み付き

予約しているイタリアンの店に向かう。


会話を途切れさせてしまうことが怖く

私から他愛もない話題を振り続けた。


しかし肝心の直也は

心ここに有らず状態だった。


何の話題を出しても「うん」「そうだね」と

曖昧な受け答えしかしてくれなかった。

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