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真知子からの招待状

第57章 本條斗真の決断⑥

胡桃の母親と姉は

話の途中で泣き出してしまい

父親は俺を殴ろうと拳を握りしめ

必死に堪えていた。


「本條さんも平井直也の関係者だと捉えても
異存はありませんよね」


父親の声が震え

今にも俺に殴りかかりそうだった。


「左様でございます」


「帰れ。この花束も持って帰ってくれ」

「はい。この度は本当に申し訳ございませんでした」

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