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真知子からの招待状

第57章 本條斗真の決断⑥

「こんにちは。愛菜ちゃん」


愛菜の視線に合わせ腰を落とす。


「本條さん、お暑いでしょ?よろしければ
胡桃の病室に」

「でしたら、この花束だけでも」


胡桃の姉に花束を差し出した。


「本條さん御自身が花瓶に活けてやってください」

「でも……」


さすがにおいそれと胡桃の病室に

立ち入る真似なんて出来ない。

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