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真知子からの招待状

第59章 本條斗真の最終決断

補聴器にデコレーションを施している胡桃を

異常なほどまでに俺は褒めてしまった。


その結果がこれである。


「貸して」


胡桃が俺に手を出す。


とてつもなく嫌な予感がする。


「何を?」

「スマホ」


それだけは阻止したかったが

胡桃の楽しそうな顔が見たくて

ついつい携帯電話を渡してしまった俺である。

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