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いけない☆デリヘル!

第2章 ☆ゆい☆

ホテルから事務所までは車で10分とかからない。

かれこれ20分位は走ってるだろうか。



「ドコ向かってんの?」

事務所とは全く違う方向に車は向かってる。

「うん、やれば出来る子なんだよ。」

「ハァ?何言ってんの?」

「やれば出来る子なんだよ。」

「分かったってば!何!?………ウソでしょ?」

まさかとは思ったが、恐る恐る聞いてみた。


「ピンポ~ン、大当たりぃ~(笑)」

「……マジで?」

「受付は3時までだしね。2時半には着きますよ、って返事しといたから。ゆいちゃん指名だもんなぁ、断れないわなぁ。」

「…行かなきゃダメ?」

「受けちゃったもんねぇ。疲れてても、やれば出来る子なんだよ(笑)」

「ハイハイ(苦笑)」


断る言い訳など全く見つからなかった。





コウジさんはオニだよね。



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