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いけない☆デリヘル!

第2章 ☆ゆい☆

ホテルを出ると、道路の向こう側に送迎車が待機していた。


「ただいまぁ~。」

後部座席に乗り込む。

「おう。長いお勤め、ご御苦労さんでしたっ!」

コウジさんが真顔で言った。

「それ、何か違うでしょ(笑)」
コウジさんがニッと笑う。

つられて、つい笑ってしまう。コウジさんは、女の子の扱いがホントに上手い。




「例のブツは持って来ただろうな?」

コウジさんが低い声で言った。


「その言い方、危ないからやめろって言ってるじゃん(笑)」

最近はVシネマでも言わないような台詞だ。


「ハハッ(笑)…で、ケーキ持ってきたん?」

「ああ、大量にな(笑)」

少し低い声で、コウジさんの口調を真似した。

「よくやった!やっぱり、やれば出来る子なんだよ。うん、よくやった(笑)」

「…なんじゃそれ?アホか(笑)」

こんな下らないやりとりで、何故か少し疲れが取れた気がする。コウジさんはホントにイイ人だ。

長い1日が終わろうとしていた。









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