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BL短編

第3章 狂愛

「相馬。お前、最近ボケっとしすぎだ。」
「ご、ごめんなさい…。」

毎日遭遇する痴漢。
誰にも相談出来ない日々。
不安ばかり募り、葵は寝不足だった。

「はぁ…。何があったか知らないが、授業中に寝るんじゃないぞ。」

授業が終わってから、青木先生に呼び出しをくらってしまった。

「ったく、悩み事があるなら相談に乗ってやる。放課後俺のところに来い。」
「…はい。」

こうなったらしょうがない。青木先生は信頼出来る先生だ。痴漢のこと話そう。
葵は、青木に相談することにした。




「そうか…。毎朝痴漢されてるなんて、相談しづらいよな。話してくれてありがとう。」
「…先生。俺、怖いよ。車両を変えても、時間を変えても痴漢にあうんだ。」
「もしかしたら、ストーカーとかされてるんじゃないか?」
「えぇ?!ストーカー?!それはないでしょ…。」
「そうじゃなかったとしても気をつけろよ。」
「…うん」

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