BL短編
第1章 彼のヒーロー
「あ!宇賀神さん!こっちです!」
「おう。今日は絡まてれないのな。」
「そんな!いつも絡まれてるみたいな言い方やめてください。あの時は、ほんとたまたまで怖かったんですから。」
約束はしたものの、こんなに年の離れてるやつとどこかに出掛けるなんて不安しかなかったが、案外話しやすいやつなのかもしれない。
それから、なんとなく映画に行くことになった。
「やっぱり、人多いですね。」
「そうだな。」
「宇賀神さんは何見たいですか?」
「俺はなんでもいいよ。野上が見たいものにすればいいよ。」
「僕はあなたにお礼したくて来たんです。」
「じゃあ...」
最近流行っているアクションものの映画を2人で見た。
終わってから野上は楽しそうに映画の感想を話していた。
それから、少し早めの夕食を食べて、帰ることになった。少し、残念だと感じたのはなぜだろう。
「ありがとうございました。お礼のはずなのに、僕すごくはしゃいじゃって、すみません。」
「いや、俺も久々に楽しかった。ありがとう。十分だ。」
「あの、宇賀神さん。」
「何だ?」
「あ、あの、嫌ならいいんですけど...。」
「?」
そして彼は、少し言いにくそうに、こう続けた。
「これから、僕の部屋に来ませんか?」
「おう。今日は絡まてれないのな。」
「そんな!いつも絡まれてるみたいな言い方やめてください。あの時は、ほんとたまたまで怖かったんですから。」
約束はしたものの、こんなに年の離れてるやつとどこかに出掛けるなんて不安しかなかったが、案外話しやすいやつなのかもしれない。
それから、なんとなく映画に行くことになった。
「やっぱり、人多いですね。」
「そうだな。」
「宇賀神さんは何見たいですか?」
「俺はなんでもいいよ。野上が見たいものにすればいいよ。」
「僕はあなたにお礼したくて来たんです。」
「じゃあ...」
最近流行っているアクションものの映画を2人で見た。
終わってから野上は楽しそうに映画の感想を話していた。
それから、少し早めの夕食を食べて、帰ることになった。少し、残念だと感じたのはなぜだろう。
「ありがとうございました。お礼のはずなのに、僕すごくはしゃいじゃって、すみません。」
「いや、俺も久々に楽しかった。ありがとう。十分だ。」
「あの、宇賀神さん。」
「何だ?」
「あ、あの、嫌ならいいんですけど...。」
「?」
そして彼は、少し言いにくそうに、こう続けた。
「これから、僕の部屋に来ませんか?」
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