BL短編
第1章 彼のヒーロー
「え?」
「僕、学校までは電車で行ってて、車内で毎朝あなたを見るんです。」
「...」
「ス、ストーカーとかじゃないですよ?!たまたま、同じ時間の、同じ車両に乗ることが多いんです。こんなこと言うのもアレですけど、宇賀神さんは背も高いし、顔も整っていて。僕なんか童顔だし背も高くはないので、密かに憧れてたんです。」
そんなこと、面と向かって言われたのなんか初めてだった。俺は、自分の容姿がいいとかあまり感じなかったが、流石に恥ずかしくなってくる。
「それで、この前絡まれていた所をたまたま助けてくれて。ほら、こんな見た目だから。
怖くて。どうしようもなくて。ただ立ち竦んでしまってたことろにあなたが声を掛けてくれた。運命だと思いました。」
「...」
俺は何も言えず、ただただ彼の話を無言で聞いていた。
「僕、あなたが好きになってしまったんです。男同士なのに、おかしいですよね。ごめんなさい。困らせるつもりなんかなかったのに。今日がただ楽しくて。
お礼なんて口実で、あなたに近づきたかっただけなんです。でも、今日が終わったらまたこうして2人で出掛けるなんてないと思ったらつい...。すみません。」
そういいながら彼は目に涙を浮かべていた。
「僕、学校までは電車で行ってて、車内で毎朝あなたを見るんです。」
「...」
「ス、ストーカーとかじゃないですよ?!たまたま、同じ時間の、同じ車両に乗ることが多いんです。こんなこと言うのもアレですけど、宇賀神さんは背も高いし、顔も整っていて。僕なんか童顔だし背も高くはないので、密かに憧れてたんです。」
そんなこと、面と向かって言われたのなんか初めてだった。俺は、自分の容姿がいいとかあまり感じなかったが、流石に恥ずかしくなってくる。
「それで、この前絡まれていた所をたまたま助けてくれて。ほら、こんな見た目だから。
怖くて。どうしようもなくて。ただ立ち竦んでしまってたことろにあなたが声を掛けてくれた。運命だと思いました。」
「...」
俺は何も言えず、ただただ彼の話を無言で聞いていた。
「僕、あなたが好きになってしまったんです。男同士なのに、おかしいですよね。ごめんなさい。困らせるつもりなんかなかったのに。今日がただ楽しくて。
お礼なんて口実で、あなたに近づきたかっただけなんです。でも、今日が終わったらまたこうして2人で出掛けるなんてないと思ったらつい...。すみません。」
そういいながら彼は目に涙を浮かべていた。
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