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BL短編

第1章 彼のヒーロー

「気持ち悪いですよね。こんなこと、いきなり言われたって...。」
「そんなことない。」

気づいたら俺は、野上の唇を奪っていた。

「う、宇賀神さん?!」
「今日、お前はずっと楽しそうだった。お前の笑顔を見ていたらすごく楽しかったし、ドキドキした。離れたくない、帰りたくないとも思ってしまった。」
「えっ!」
「俺はお前のこと数日前まで知らなかった。今日お前と居たたった数時間でこんなにも惹かれてしまった。どうやら...好きになってしまったようだ。」

野上はかなり驚いた顔をしていた。

「俺と付き合ってくれないか。」

俺がそういうと野上は顔を真っ赤に染めて嬉しそうに頷いた。

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