ジッパー様
第21章 ジッパー様との出逢い
「助けていただいて、ありがとうございます……」
私は彼からハンカチを受け取った。その時、彼の指に少し触れてしまう。
「……あっ……」
ドクン、と心臓が波打つ。
なに? ただ指が触れただけなのに、どうしてこんなにドキドキするの?
それになんだか、身体が熱い。呼吸も乱れてきたし、なにより下腹部が疼いて……。
「……大丈夫ですか?」
彼が顔を覗き込んできた。
私は彼の薄い唇をジッと見て、思わず『この人とキスしたい──』と思ってしまった。
「……少し、部屋で休みますか?」
「えっ……」
ハッと我に返ると、彼は私をお姫様抱っこした。
「あ、あのっ……」
周りのみんなが見てる。何を話しているかは予想できたけど、でも今はそんなことよりも、この人に部屋に連れて行かれた先を期待してしまう自分がいた。
私は彼からハンカチを受け取った。その時、彼の指に少し触れてしまう。
「……あっ……」
ドクン、と心臓が波打つ。
なに? ただ指が触れただけなのに、どうしてこんなにドキドキするの?
それになんだか、身体が熱い。呼吸も乱れてきたし、なにより下腹部が疼いて……。
「……大丈夫ですか?」
彼が顔を覗き込んできた。
私は彼の薄い唇をジッと見て、思わず『この人とキスしたい──』と思ってしまった。
「……少し、部屋で休みますか?」
「えっ……」
ハッと我に返ると、彼は私をお姫様抱っこした。
「あ、あのっ……」
周りのみんなが見てる。何を話しているかは予想できたけど、でも今はそんなことよりも、この人に部屋に連れて行かれた先を期待してしまう自分がいた。