ジッパー様
第21章 ジッパー様との出逢い
次の日、九条家に大量の手紙が届いた。
「全部、シホ様へのお手紙です」
リコが束になった手紙を私の部屋に届けてくれた。目を通すと、求婚の申し込みや結婚を前提としたお付き合いをしないかという手紙だった。
「一体、どうやって男をたぶらかしたのかしらね? シホお姉様」
「サヤ……」
またサヤがノックもしないで、部屋に入ってきた。
「フフッ、お姉様のことだから、昨日のパーティーで誰かと寝たんでしょ?」
「……っ……」
思わず動揺すると、サヤは「やっぱり」と呟いた。
「みんな騙されて可哀想ね。清純そうな顔してるけど、本当はセックス大好き女なのに」
そういえば昨日のパーティーで、みんな私の噂を聞いたと言っていた。もしかしてサヤが噂を流してる……?
「こんな姉がいて、なんてあたしは可哀想なのかしら。恋人も寝取られるし、最悪だわ」
「……」
「全部、シホ様へのお手紙です」
リコが束になった手紙を私の部屋に届けてくれた。目を通すと、求婚の申し込みや結婚を前提としたお付き合いをしないかという手紙だった。
「一体、どうやって男をたぶらかしたのかしらね? シホお姉様」
「サヤ……」
またサヤがノックもしないで、部屋に入ってきた。
「フフッ、お姉様のことだから、昨日のパーティーで誰かと寝たんでしょ?」
「……っ……」
思わず動揺すると、サヤは「やっぱり」と呟いた。
「みんな騙されて可哀想ね。清純そうな顔してるけど、本当はセックス大好き女なのに」
そういえば昨日のパーティーで、みんな私の噂を聞いたと言っていた。もしかしてサヤが噂を流してる……?
「こんな姉がいて、なんてあたしは可哀想なのかしら。恋人も寝取られるし、最悪だわ」
「……」