テキストサイズ

ジッパー様

第5章 初めての誘い

「あら、あたしをトイレに連れ込んで何をするつもりかしら?」

「もう私に話しかけるな。 もう二度と……あんなおぞましい所には行かない!」

「おぞましい? ふふっ、面白いこと言うわね。気絶するほどイキまくってたのに」

「あれはっ……! 媚薬を盛られたから、そのせいでっ……」

「媚薬なんて入ってないわよ」

「えっ……」

「認めたくないのもわかるわ。あたしもびっくりだもの、ハルカがあんなに感じまくるなんて」


 私はメガネ女を睨んだ。


「とにかく、私はもうあそこへは行かないから。あんたとも無関係だから」


 私はそう言い放つと、先にトイレから出た。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ