ジッパー様
第23章 絶望
「シホ様……ううん、シホ。私もあなたが大好き!」
木々の間を走り抜けると、私たちは森から山道へと抜け出した。しかし目の前には警察の車両が何台も止まっていて、私たちはまたも警察官たちに包囲された。
「そこまでだ!」
複数の警察官が私たちに銃を構える。その矢先、空からカラスの大群が急降下してきた。そして警察官たちに攻撃を始める。
「シホ!!」
再び混乱となった最中、黒い翼を生やしたジッパー様が私の元に飛んできた。
「ジッパー様っ……!!」
私は力いっぱい腕を伸ばす。
やっとジッパー様に会えた、ジッパー様が助けにきてくれた、ジッパー様と一緒に逃げれる!――そう思ったのに、銃声が鳴り響いたあと、ジッパー様は私の目の前で撃ち落とされた。
木々の間を走り抜けると、私たちは森から山道へと抜け出した。しかし目の前には警察の車両が何台も止まっていて、私たちはまたも警察官たちに包囲された。
「そこまでだ!」
複数の警察官が私たちに銃を構える。その矢先、空からカラスの大群が急降下してきた。そして警察官たちに攻撃を始める。
「シホ!!」
再び混乱となった最中、黒い翼を生やしたジッパー様が私の元に飛んできた。
「ジッパー様っ……!!」
私は力いっぱい腕を伸ばす。
やっとジッパー様に会えた、ジッパー様が助けにきてくれた、ジッパー様と一緒に逃げれる!――そう思ったのに、銃声が鳴り響いたあと、ジッパー様は私の目の前で撃ち落とされた。