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ジッパー様

第6章 意外な繋がり

「片桐部長には、いつもお世話になってるの」

「……っ」


 そう言うメガネ女に、それ以上どんな関係なのか聞く勇気はなかった。聞いても自分が傷つくだけ……。


「あら、そんなに落ち込んじゃって、ハルカは片桐部長のことが好きなのね」

「なっ……違う!」

「ふふふ、隠すのが下手ね。そう、それなら……こっちのドレスがいいわね」


 メガネ女は赤いワンピースを選ぶと、私の身体に重ねた。ワンピースはノースリーブで、スカートの丈は膝下までだ。そんな自分の姿を鏡で見て嫌悪感を抱く。


「こんなの、似合うわけないっ……」

「そんなことないわよ。騙されたと思って、一回着てみなさいよ」


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