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ジッパー様

第7章 忍び寄る手

 それから私の記憶はぷつんと途絶えた。どれくらい経ったのかわからない。わからないけど、私の身体は未だ熱を帯びていた。


「……ん……」


 なんだかすごく気持ちいい。
 不思議とさっきまでの不安や恐怖はない。
 ふわふわする感じで、今までとはちょっと違う感じがした。


「……あっ……」


 下半身から伝わってくる生暖かい感触は、まるで舌で舐められてるみたいだった。


 舌?
 誰の?
 ジッパー様の……舌?
 

 ズズズッ……チュバ……ヂュルッ……
 ヂュルルルッ……!


「…あぁあんッ!」


 突然敏感な部分に刺激が走って、私の身体はビクビクと跳ねた。


 ヂュルルッ!
 チュッ……ヂュウウウッ……!


「んああっ……ダメッ……そんな吸ったら……おかしくなっちゃうっ……!」



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