ジッパー様
第7章 忍び寄る手
私は片桐部長の車の中にいた。助手席のシートに座っていて、運転席には片桐部長が座っていた。
「良かったよ、目が覚めて。君が部屋の中で倒れていた時はびっくりしたけど……」
「えっ?」
「覚えてないのかい? メイクが終わった頃、椅子の上で寝てしまった君を少しの間寝かせていたんだ。でも数分後、様子を見に行ったら、君は床に倒れてた」
「……ッ」
メガネ女に化粧をしてもらったのは覚えている。でもその後、片桐部長の夢を見て、その後はジッパー様に襲われて……更に椅子の中にいたアレに……。
私は自分の身なりを確認した。
赤いワンピースは着たままだ。そして下着もつけている。
「ああ……君の服は紙袋に入れてあるよ。そのワンピースは後日返却でいいらしい」
「良かったよ、目が覚めて。君が部屋の中で倒れていた時はびっくりしたけど……」
「えっ?」
「覚えてないのかい? メイクが終わった頃、椅子の上で寝てしまった君を少しの間寝かせていたんだ。でも数分後、様子を見に行ったら、君は床に倒れてた」
「……ッ」
メガネ女に化粧をしてもらったのは覚えている。でもその後、片桐部長の夢を見て、その後はジッパー様に襲われて……更に椅子の中にいたアレに……。
私は自分の身なりを確認した。
赤いワンピースは着たままだ。そして下着もつけている。
「ああ……君の服は紙袋に入れてあるよ。そのワンピースは後日返却でいいらしい」