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ジッパー様

第10章 疑問

「……ぁぁあぁッ……イクッ、イクッ……」


 私は腰を震わせながら、何度もイキ続ける。


「……ハアハアッ……」


 振動するバイブを抜こうと手を伸ばすも、そのたびに波が来て抜くことができない。


 どうして?
 まさか片桐部長……近くにいるの?


 もしかして『ハルカ、ちゃんと出来なかったらお仕置きだよ』って、どこかから監視してるの?


「……っ……」


 やっと振動が止まる。
 私はパンツを履くと、よろめきながらも個室から出た。


「あら、誰かと思えば、ハルカじゃない」

「…っ!?」


 なぜか個室の前に、メガネ女が立っていた。


「中からあんあん喘ぎ声が聞こえてくると思ったら、まさかハルカが一人でしてたなんて」

「……っ」


 

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