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箱……戎

第2章 ハッピーニューライフ


父は血の気の引けた顔で…テーブルの上のプレゼントに視線を向けた――――…


「…これ…全部…って…まさか…――――…おい、この…プレゼントから滴ってるのって――――…まさか…血――――か?」



テーブルに乗せていた何個ものプレゼントの底には…血のようなシミや…滲みが広がっていた



「――――滴らないように…工夫はしたんだけど…やっぱり時間がたつと…にじむね…」



「ヒッヒッヒッ――――…ヒッヒッヒッ…まさか――――…まさか…まさか――――ミキヒサお前…母さんを…母さん――――を?」



「私はね…お父さんがお母さんのこと大好きって知ってるから…

悔しくけど…お母さんをプレゼントすることにしたの…


でもね、こうやって私とお父さんが結ばれるには…お母さんの存在は本当に邪魔でしか無かったから…

一石二鳥だと思ったの――――…お母さんもね…最後には分かってくれたのよ!泣いて私に謝ってくれたの――――「ごめんなさい、ごめんなさい」って、だからね…祝福してくれてるよきっと!」



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