無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「…………っ……ん……」


驚きに開いた口の隙間から、相葉さんはいきなり舌をねじ込んできた。

後頭部を支えられて、ゆっくりと口内を舐めまわされ、俺は思わず相葉さんのシャツをぎゅうっとつかむ。


「ふ……耳が立ちっぱなし……もっとリラックスして」


囁かれるが……。


できるわけねーだろ！


いまだにキスだけでもドキドキするのに、と、心で言い返してると、相葉さんの長い指ががするりとシャツの下から浸入してきた。

びくりと体を震わせると、頭で、ウィンっとモーター音がする。

くすっと笑った相葉さんは、そのまま胸を優しく撫でてくるが、肝心な敏感な部分には触れてこない。
俺は、じれったくなり、相葉さんの唇をうけとめながら、小さく体をよじった。


「……ん………あいばさ……」

「……なあに……？」


キスの合間に、相葉さんが意地悪く聞いてくる。
どうしてほしいの？と、言わんばかり。


くそぅ……


この流れになると、いつもの力関係は逆転する。
俺は相葉さんに翻弄されっぱなしだ。
でも、それは恥ずかしいけど嫌じゃない。

だって、雄の相葉雅紀はめちゃくちゃエロカッコいいもん……

俺は、キスから顔を背けて、小さく言った。


「……触ってよ」

「……こう？」

「あっ……」


ピンと敏感なところを弾かれて体がはねた。
同時に耳がブルブルって震えたのがわかった。

相葉さんはいとおしそうに俺の頬を撫でて、


「可愛い……にの」


低く囁いた。