Hello
第60章 ⭐️⭐️⭐️ * 大宮
Masaki go to 二ノ国
「……また来たんですか?ちょっとスパンが短くなってやしません?」
苦笑しながら、応接室に姿を現したミヤさんは、二ノ国の雰囲気にもすっかりと馴染んだ様子で、
俺の向かいのソファに静かに座った。
その立ち居振舞いは、立派な王族のそれだ。
もともと気品のある人ではあったが、仕える側から、主人へとその立場がかわったとたん、纏うオーラがガラリとかわったように思う。
「だって。今ならミヤさんに会い放題じゃん。監視の目もないし」
「監視って…(笑)」
くすくす笑うミヤさんは、相変わらず可愛い。
ショウたちから、ミヤさんが二ノ国の王族だった、と聞いたときは心底驚いた。
でも、どこかで納得してた自分もいた。
だって、もともとの風格が、普通の付き人じゃなかったもん。だから、俺が興味を惹かれたのもあるし。
さらにいずれは、ミヤさんは、大の国へ、サトコ様を迎えに行くなんて聞かされたときは、あー、いよいよ俺らのつけ入る隙はないな、と思ったけど……まてよ、と、そこは俺のポジティブシンキングが本領発揮した。
……つまり。
今ならミヤさんは一人だ。
しかも二ノ国の中枢にいる人物なわけだから、俺は自分も相の国の皇太子という立場を理由に、大手をふって、会いに行ける!
それからというもの、なにかしら理由をつけては、俺は二ノ国に出入りするようになっていた。
「……また来たんですか?ちょっとスパンが短くなってやしません?」
苦笑しながら、応接室に姿を現したミヤさんは、二ノ国の雰囲気にもすっかりと馴染んだ様子で、
俺の向かいのソファに静かに座った。
その立ち居振舞いは、立派な王族のそれだ。
もともと気品のある人ではあったが、仕える側から、主人へとその立場がかわったとたん、纏うオーラがガラリとかわったように思う。
「だって。今ならミヤさんに会い放題じゃん。監視の目もないし」
「監視って…(笑)」
くすくす笑うミヤさんは、相変わらず可愛い。
ショウたちから、ミヤさんが二ノ国の王族だった、と聞いたときは心底驚いた。
でも、どこかで納得してた自分もいた。
だって、もともとの風格が、普通の付き人じゃなかったもん。だから、俺が興味を惹かれたのもあるし。
さらにいずれは、ミヤさんは、大の国へ、サトコ様を迎えに行くなんて聞かされたときは、あー、いよいよ俺らのつけ入る隙はないな、と思ったけど……まてよ、と、そこは俺のポジティブシンキングが本領発揮した。
……つまり。
今ならミヤさんは一人だ。
しかも二ノ国の中枢にいる人物なわけだから、俺は自分も相の国の皇太子という立場を理由に、大手をふって、会いに行ける!
それからというもの、なにかしら理由をつけては、俺は二ノ国に出入りするようになっていた。