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腐男子恋愛日常~Remake Of Story~

第9章 ~13日の金曜日~

◇日向家付近の道中◇

-研磨視点-

「……。」

歩が家の中に入るのを見届けてから、少し歩いて立ち止まって日向家を振り返る。

時間は、夕方になったのか夕陽が日向家を照らす。

「歩、ゴメンな…。」

13日の金曜日は、不吉の日。

お前を、悲しませる日になる…。

「俺、悪い奴だな…。
悪い俺で、本当にゴメンな歩…。」

涙を浮かべながら、俺は再び前を向いて歩き出す。

◇道中◇

-真視点-

「……。」

夕陽が沈み、夜になった頃。

僕は、家に向かって歩いている。

「兄さん…。」

家に帰ったら、兄さんの口から研磨さんとの関係について、正直に話してもらわないと…。

たとえ、兄さんが誤魔化しても僕はカラジャンで、はっきりとこの目で見たから言い逃れはさせない。

「兄さんは、僕の兄さんだ…。」

絶対に、研磨さんから僕の兄さんを取り返してやる…!

「よう」

ふと、後ろから聞いた事のある声がして振り向く。

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