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妄想

第13章 妄想6「お店編」

辻田「ほぼそうだね」

明日香「後離婚できたんだから、告白しないかなよって言ってんだけど、そこまでは望んでないからって」

斎藤「離婚!」

辻田「したの!」

明日香「三日前に離婚しましたね」

その時山本は黙って、お店を出た。

辻田「行ったか」

斎藤「うまくいくかな?」

山本はえりかの姿を見つけ、わからないようについて行った。

えりかは朝日新聞社につき、事務所に入っていった。

山本は、様子を見て、事務所の入り口で聞き耳立てていた。


藤田「コーヒーでいいかな?」

えりか「仕事は?」

藤田「話があるから呼んだ」

えりか「そーなの?」

藤田はコーヒーを入れ

藤田「あのさ、俺たち付き合わへん?」

えりか「え!」

藤田はえりかに接近した。

えりか「ちょちょ、それは無理だよー、奥さん」

藤田「奥さんいなかったら大丈夫?」

えりか「ってわけじゃないけど、なんで急に」

藤田「俺えりかちゃんに惚れた」

藤田はえりかにキスをした。

えりか「やー、お酒飲んでるんですか?」

藤田「嫁に捨てられてさ」

藤田は、えりかを机に押し付けた。

えりか「や、辞めてください、私は」

藤田「けんさんのこと忘れさせてあげるから」

えりか「いやです」

山本は事務所に入った。

えりか「山本さん」

藤田「けんさん」

山本「辞めてください」

山本はえりかの腕を持ち自分の方に来させて

山本「この為に呼んだのか?」

藤田「寂しくなって、会いたくなったから」

山本「店に戻って」

えりかに言った。

えりか「うん」

えりかは事務所をでて、明日香たちの店に戻ってきた。

斎藤「あれ、早かったね」

辻田「けんちゃんは?」

えりかは何も言わずに席に着いた。

後に山本が帰ってきた。

山本「スマホかして」

えりか「え?」

山本「貸して!」

山本は少しキレ気味だった。

えりかは山本にスマホを渡した。

山本は藤田の電話番号を消して、自分の電話番号を入れて、えりかに返した。

えりかは画面を見て、山本けんと電話番号が載っていた。

えりか「え」

山本「俺の電話番号、掛けて」

えりか「あ、私なんかに教えちゃダメ(泣)ほんま我慢が(泣)」

山本「我慢なんてもうしなくっていいじゃん」

山本はえりかに軽くキスをした。

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