僕のまーくん。
第12章 翔ちゃんの気持ち
電車の中の席。
5人いたし、ちょうど横並びの1列が空いてるのが目に入った。
先に、ニノと相葉くんが座った。
松本くんが、ニノの横に座るであろうちょっとした隙に、ババッと追い越して。
すかさず、ニノの隣をキープ!!
よっしゃ!
松本くんは、特に何にも言わず相葉くんの方に、智くんと座ってくれた。
すまん。松本くん!
今日は、オレのこれからの未来がかかった1日なんだ。勝手な行動を許してくれ。
なんて、思いながら。
早速、横にぴったりくっついて座ったニノの顔を見たくて覗き込むように見てしまった。
私服のニノは、マジで可愛いなぁ~
ピンクのTシャツ姿に萌える。
横に当たってる、腕が!細すぎて、つい触ってみたくなる衝動を抑えた。
にしても、こんだけ間近で見ると本当に可愛い顔してるよなぁ。目の色も、薄い茶色だ。肌も、男の肌じゃねぇよ。
マジ、透けるような白い卵肌っつうの?
舐めたくなっちまうぜぃ。
変態か!オレ……
ニノがふいに、
「何ですか?」
って、オレを警戒したような眼で睨む。
睨んでる顔も可愛い天使❤
思わず、ニタニタ顔に拍車がかかってしまう。
「僕の顔になんかついてますか?」
だって❤
もう、可愛すぎるからつい、見ちゃうんですよ~
「ううん」
そう言いつつも、可愛いニノから目が離せない。
オレの好き好きビームをくらいやがれ!可愛い天使ちゃん!
な~んて。
「翔ちゃん、かずくん見すぎ!」
はい、出たよ。出た。
相葉くんの、保護者ぶりがまたまた、発動!
過保護すぎる、相葉くんは、普通にスルーして、僕は遠慮なく、かずくんを見る。
相葉くんよ。
幼なじみがなんだっつーの。
ニノは、相葉くんのものでも何でもないでしょうが。
親心に似た感情で、ニノを独占するのは許さんぞ!
オレは今からニノを、オレのものにするって決めたんだからさ。
な~んて。
いちいち、相葉くんの、保護者ぶりを気にしてたって始まらない。
今は、この横にいる天使ちゃんを堪能しなきゃだ。
会話をふってみる。
「ニノはさぁ、相葉くんとはいつから?」
そう聞くと、天使のニノちゃんの頬っぺたがなんか赤くなった。
ん?なんだ?その反応は?