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僕のまーくん。

第12章 翔ちゃんの気持ち



「えっ!?何が、いつから…ですか?えっ?」



ニノが、オレの何気ない質問になんかえらい動揺してみえるけど……



「幼なじみ歴❤」


聞きたいのは、ニノのこと。

 
今日は、色々話がしたいんだよ。


「2才の頃からだから……14年?」



って!長ぇ~な~


そんだけ、ちっせぇ赤ん坊の頃からずっといるんだったら、相葉くんが保護者になるのも分かる気がすんな~


ほっとけない感じ。


つい、構いたくなる天使ちゃん。


松本くんが、なんか横から言ってんな~


そんだけ一緒にいるなら、知らない事ないんじゃない?とか何とか?

「知らない事なんかない」なんて事はないだろう。


現に、オレらが高1ん時にニノは中3なんだから、相葉くんとは一緒にいるわけじゃないし。


そんな、青春真っ只中の時に1年も、離れてたら「知らない事」の、ひとつや、ふたつあるに決まってる。


今だって、ニノより相葉くんと長い時間一緒にいるのは、オレらのほうだ。

幼なじみだからって、四六時中一緒にいるわけじゃないだろ。


そう、口に出して言ってみた。


相葉くんを、それとなく牽制するつもりで。


オレって、ちっせぇ野郎かな?


だってさ、幼なじみだからって相葉くんのほうが色々知ってるのは当然だし!


オレは、こっからニノの色んなとこ知っていくんだから。


過保護な保護者を、牽制しても仕方ないでしょ。


邪魔者は、排除……なんて事は言えないか。



相葉くんは、大事なダチだしさ。


頭ん中でごちゃごちゃ考えてる間に


……智くんちに、なんか行くような話になってたっけ。


智くんは、それにしてもちゃんとニノと話すの初めてのはずだよね?


なんで、あんな自然に喋れてんだよ?


オレにも、笑顔向けて欲しいぜぃ!!!


もう、ちょっとグイグイ責めてみましょうか?


















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