
僕のまーくん。
第4章 何かが変わる季節
かずくんは、少し震えてるような気がする。
僕の言ってる事聞こえたよね?
慌てる僕の態度もおかしいよね。
何が何だか分からない状況だよね。
‥……‥……‥……きっと。
その時、かずくんをハッとみると、ウルウル上目遣いで僕を見てこう言ったんだ。
「まーくん、知ってるの?僕の気持ち‥……」
‥……‥……‥……‥……‥……僕の気持ち????
かずくんの???
気持ち???
僕は、そう言って『しまった!』といわんばかりの顔をしながら、手を口に当てて真っ赤な顔をしてるかずくんを見た。
かずくん‥……‥……可愛すぎる‥……‥……
もしかして、もしかしてだよ??
かずくんも、少しは僕のこと‥……‥……?
って!ちがう‼ちがうよ‼
そんなことないはずだよ。
だって、かずくんからすれば僕は、ただの幼なじみの仲のいいお兄ちゃんのはずだ。
でも、でも、なんだかこの状況が‥……‥……‼
かずくんが僕を見るキレイな目に吸い込まれていきそう‥……‥……
僕は、そのままかずくんに吸い寄せられるように、かずくんの口を押さえてる手をぎゅって離して唇に触れた‥……‥……‥……。
