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僕のまーくん。

第4章 何かが変わる季節


かずくんは、一体どう思っただろう‥……。


あんなこと、幼なじみの僕に急にされて気持ち悪くなかったかな‥……‥……?

しかも、僕ら‥……男同士‥……だ‥……し‥……。

‥……‥……‥……‥……‥……‥……。

完全に引かれてしまったかもしれないよね。

僕の気持ちなんか知りもしないかずくんは、もう僕とは話してくれなくなるかもしれない‥……‥……。


イヤだ❗

かずくんに嫌われてしまう自分を思うと怖くなった。小さい頃からずっと一緒にいたかずくんは、いつしか僕の隣に当たり前のように、居てくれるのが
普通だったんだ。


‥……‥……‥……‥……‥……‥……。

でも、その普通を‥……僕が壊したのかもしれない。

可愛すぎるかずくんに覗き込まれて、僕は、僕の想いはあの瞬間に溢れてきてしまって自分でも本当に押さえられなくなった。

危険だ❗かずくんの可愛さが今は危険だ❗

今は、かずくんに会わない方がいいかもしれない‥……。というか、朝の事件で(事件になっちゃってる)かずくんに合わす顔もない。

また、あんな事があれば僕は自分がどうなるか自信がない。正直、自分からした行動に自分が一番動揺しているってこの状況‥……‥……。

‥……‥……‥……‥……‥……‥……‥……‥……‥……‥……。


でも、でも‼


かずくんの唇‥……‥……柔らかかったなぁ‥……

それに華奢なあの細い身体は男の子なのに、なんだか女の子みたいに柔らかかったし、なによりかずくんからふんわり香ってくる、甘い匂いに僕は間違いなく、意識を持ってかれた。
キュルンとした、ウルウル上目遣いで僕を見るかずくん‥……‥……可愛いかったなぁ‥……



「相葉くん、キモい」


ハッとその声に我に返った。


「ニヤニヤしすぎだろ(笑)」

横から翔ちゃんが、そう言ってすごい笑っていた。


そ、そんなにニヤニヤしてましたか~⁉

僕、マジでヤバイかも。

「何想像しちゃってたんですかぁ?」

翔ちゃんがニヤニヤしながら聞いてくる。

「な、なんでもないよ‼」

慌てて僕もそう言ってみたけど、翔ちゃんの次の言葉に僕は更に慌ててしまった。

「ってかさ、あのまーくんの←(笑)幼なじみの二宮くん❤ちょー、可愛いかったよね~?」ニヤニヤ


‼‼


「翔ちゃん、かずくんいじらないでよ!?」



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