
僕のまーくん。
第21章 衝動
A side
……頭が煮えくり返りそうだ!
なんかあったのかも?
が、今。
泣いてたかずくんの口から
聞かされた事実。
「キスされた」
……………………。
翔ちゃん家は、すぐそこだから。
今すぐ、翔ちゃんに会って
マジでブッ飛ばしたい気持ちを
抑える事が出来ない!
翔ちゃんめぇっ!!
許せん!
僕の
僕の!
僕の大事な
大事な可愛いかずくんにぃッ!!
ピンポーン!ピンポーン!
ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!
ピンポーンピンポーン!!
翔ちゃん家のインターホンを
気持ちと平行して思い切り
連打しまくる僕。
早く出て来い!クソヤロウがっ!
ガチャ
「相葉く……オワッ!」
出て来た翔ちゃんの顔を見た瞬間。
僕は思い切り、翔ちゃんの襟を
引っ張って殴り飛ばしてやった。
ガターン!
翔ちゃんは、玄関にそのまま
ひっくり返った。
