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僕のまーくん。

第25章 サプライズ計画



かずくん……どうしたいの?

やっぱり、翔ちゃんと松潤を
くっ付けたいって事だよね?


…………。


そんな、上手く行くのかな~?


だって、翔ちゃんこの前までかずくん
の事、マジに惚れてたんだから。


あんだけかずくんに、惚れてたのに
そんな、かずくんの親友とまた……
って、いけるかなぁ?


かずくん、早っ!


もう、松潤に打ってるし……


A「なんて打ったの?」


N「ん?潤くん、今好きな人いる?って」


A「いきなり、そんなLINEきたら、
ちょっと怖いねぇ?」


N「潤くんは、大丈夫だよ。フフッ」


……大丈夫……か。


翔ちゃんのほうが、大丈夫じゃねぇ
かもなぁ。


うーん。


N「あっ!はやっ」


かずくんが、ニヤニヤしてる……



A「松潤、何て?」


かずくんが、フフッて可愛く手を
口に当てながら、僕に


N「潤くん、今気になる男はいるって!」


A「えっ!?それって……」


N「櫻井先輩!」
A「翔ちゃん!」


ふたり同時に指差して、
同じ人の名前を呼んだ!


N「やっぱり、大丈夫!いけるよ!
この計画!!潤くんの恋を全面的に
サプライズで、応援したげよぉっ!


ねっ?まーくん!!」


僕に、すごい可愛い笑顔で。

昔からイタズラする時に見せる、
あの
変わらない笑顔で。

かずくんは
にっこり笑いながら子どもみたいに
無邪気に言った。


…………今から考える
サプライズは、果たしてふたりの
ためになるものなのか?


松潤への、誕生日プレゼントへ
なるのかどうか?


……ちょっとよく分からないんだけど……


かずくんが、やりたいって言うなら、
僕もとりあえず真剣に考えなきゃな……


かずくんを見ると、まだニヤニヤ
しながら、なんか独り言言ってる。


……小悪魔ちゃん、


発動……かなぁ??




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