僕のまーくん。
第25章 サプライズ計画
N side
まったりと、まーくんとソファーに
横並びに座りながら
「まーくん、潤くんと櫻井先輩を
どっかに呼び出して、鉢合わせ
させる……とかってどぉ?」
僕は今、潤くんへの誕生日プレゼント
のサプライズをしてあげる為に
頭をフル回転させてる………
んだけど……やっぱ、むずいね。
A 「う~ん…………」
あっ、まーくんもちゃんと考えて
くれてる。
眉を寄せながらうーんと唸るまーくん。
A 「何にも浮かばない……ごめんッ」
N 「あ~むずかしいねぇ」
二人して悩む。
A 「あっ!大ちゃんにも相談
してみる?」
N 「大ちゃん先輩?……あの人
大丈夫かなぁ?」
大ちゃん先輩の名前を海の日以来
久々に聞いた。
なんだか、ほわっとしている空気を
纏ってる大ちゃん先輩に、サプライズ
のために、何か役に立ってもらえる
なんてあるかなぁ……
って、失礼か……。
N 「大ちゃん先輩、サプライズ
とか、すぐバレそうじゃない?フフッ」
笑っちゃうって。
だって、あの人の独特な雰囲気がさぁ。
サプライズなんて、今まで仕掛ける方
なんて全く無縁そうじゃん。
まーくんを見ると
A 「大ちゃん、意外に凄いんだよぉ」
これまた、意外な答えが返ってきた。
N「凄いって?」
A 「いや、だからね、なんか何ていうか
普通の人には持ってない、なんかあるの」
N 「……何それ?宇宙人なの?」
A 「プッ!確かに、宇宙人みたいなやつ
だよなぁアハハ」
……友達ですよね?まーくん?
あなたの友達、宇宙人何ですか?
ツッコミたくなるけど、とりあえず
置いといてぇ。