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僕のまーくん。

第28章 夏休み最後の思い出作り



N side


リビングのテーブルに乗ってる
母さんからの置き手紙にチラッと
目をやる。



そうだ。


今日の夜は母さんは確実に遅い。
コンサートなら、母さんの友達と
その後、必ずお茶して帰るはず。


まーくんにも伝えよう。
時間はたっぷりあるよって。


昨日、まーくんは僕らはお互い初めて
だから、最高のシチュエーションで
一生の思い出に残るような……って
言ってたっけ。


……で、いつにするか?


って聞いたけど、まーくんは
ちゃんと答えてくれなかった。


僕の事。


まーくんは、一個年下だし何にも
知らないお子ちゃまだって多分
思ってるよね?


……まーくん、僕も男だよ?



イチャイチャモードの時に、教えて
くれた男同士でも出来るんだよ。
って事がずっと気になって。


ゲームしてる合間にググったんだよ。



まーくんと付き合えるようになって
色々男同士のあれこれ、ちゃんと
自分でも調べたんだから。


セックスについて……



女の子ともしたことないけどさ。


もちろん、まーくんもそうなんだけど。


でも、昨日で良く分かった。


このまま、まーくんとイチャイチャ
しちゃってたら、止まれないって。


早くまーくんのものに、全部して
欲しいって。
凄い思っちゃったんだよ。


大事にしてくれるまーくんの
気持ちも、そりゃすごく
嬉しいけどさ……


早くまーくんと1つになりたい
気持ちが強いの。


痛いって聞いても。


まーくんは、それもすごい気に
してくれてるけど……


でも、でもね。
まーくん。


本当に、まーくんとそうなりたいんだ。









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