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僕のまーくん。

第28章 夏休み最後の思い出作り



まーくんが触れたおでこの所が
また、熱くなるような気がするけど…


本当に熱があるわけじゃないから。


N「大丈夫……」



それだけやっと言って、まーくんから
目を逸らした。


ドキドキが止まらない。

  
キスもいっぱいしてる。


それ以上の事も……でも。


今日、決心してまーくんと……
って考えて僕がその状況を作ろうと
している事に、急に緊張が……
  

まーくんの目を真っ直ぐ見れない
くらいに。
バクバクする心臓に。
どうしていいか分かんない。


A「かずくん、体調悪いなら
ベッドに横になりな?」


優しいまーくんは、僕の後ろに
そっと回り込んで優しく背中を
押してベッドのある方向に、誘導
してくれた。


A「本当に大丈夫?夏風邪かな?
あっ!熱中症とかじゃないよね?
冷やす物、取ってくるよ!」


まーくんは、それだけ言ってクルリ
と回れ右して、僕の返事も聞かずに
また、1階に降りて行った。


N「ふぅ~……」


まーくんが居なくなって、ちょっと深い
深呼吸をした。


だって、横にまーくんがいるだけで
意識しすぎて、呼吸するのも忘れてた?
ってくらい息苦しかった。



あ~こっから、どうしよう。


具合悪いって完全にまーくんに勘違い
されちゃって。


ベッドにちょこんと座らせられた僕。


下からなんか、ガチャガチャ聞こえて
くる音に。


まーくんがなんか、準備してくれてる
んだって思いながら僕はまた、
これからの時間の事を考えた。







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