僕のまーくん。
第29章 ついに……
Nside
良かった。
ちゃんとまーくんに渡せて。
まーくんが真顔で言ってきた時は
不安になった。
まーくんの言動の1つ1つが僕を
一喜一憂させるんだよ。
だから、この時間は何よりも大事な
時間なんだ。
まーくんとこれからする行為は
二人にとって、必ず一生の思い出に
なるんだから。
深いキスを繰り返しながら、またまーくんに
いつの間にか押し倒されていた僕。
目と目が合った瞬間……
あっ、今まーくんも同じ事思ったな。
恥ずかしい……やっぱり。
ちょっと目を逸らしながら顔がまた
赤くなるのが分かる。
絶対耳まで、真っ赤だな。
このまま、止まらないって。
お互い、同じ気持ちになったんだと
感じた。
だってね……
また、僕らのソレはさっきよりも
硬くなってきちゃって……
まーくんは僕の足にグイッと
自分のものを擦り付けて
存在をアピールしてきた。
A「ヤバい……」
N「何?」
A「かずくん、僕こんなだ…」
N「……うん、僕も……」
A「ねぇ……かずくん……触っていい?」
まーくんの熱い視線から目が離せないまま
コクンと首だけ頷いて返事した。
まーくんが、そこに転がしていた
さっきのボトルを手に取ったのが見えた
瞬間。
ドクン!って僕の心臓が跳ねた。
初めて今から使おうとしているその
ボトルに目が釘付けになって
まーくんが今から何をしようと
しているのかが分かってカーッと自分の
顔が熱くなるのを感じた。