
僕のまーくん。
第31章 潤くんの誕生日と花火大会
Nside
まーくんは大丈夫って言ってるけど
多分、徹夜するくらい頑張って
やってたんじゃないかって思う。
だって、まーくんはやると決めたら
無我夢中でやる人だから。
僕の為に時間作ってくれて、
本当にありがとう。
嬉しい。
N「まーくん、頑張ってくれてたの、
僕すごい嬉しいよ。
だって今日会いに来てくれたし!
……待ってた間ね、もっとまーくん好きに
なったよ?」
上目遣いでまーくんをチラリと見た。
A「僕も……かずくんに会えない
時間、かずくんの事ばっかり
考えて、課題進めるのに、
メッチャ苦労しました。(笑)」
サラッと嬉しすぎる事言ってくれる
まーくんに、僕は
N「ねぇ……まーくん」
唇を尖らせて、チューしての
おねだりポーズをしてみせた。
まーくんが、チュッて軽いキスを
くれた。
N「やだ。まーくんもっと♡」
自分からまーくんの舌を絡めとる。
深くて甘いチューに一気に身体が
熱くなった。
A「かずくん……可愛い……ンっ」
でも、僕らがチューに酔っていたその時、
1階から急にムードをぶち壊して
くれるような、母親のバカでかい
声がした。
「かず~いるの?ただいまぁ」
って。
もう!!
マジ、ごめん。止めて。
ふたりで、顔を見合わせて
苦笑いした。
A「エッチの最中じゃなくて
セーフだったね(笑)」
N「もう!まーくん!」
……それこそ、地獄だわ。
もう、ムードをぶち壊されちゃって
膨れていたら。
A「そういえば、かずくん花火大会
は皆で行くって事でいいんだよね?」
N「うん、昨日ね潤くんに会ったの」
A「松潤、久しぶり……あの日以来
だよね…ハハッ」
まーくんが思い出したように笑ってる。
N「そう、でさ。昨日のラインでは
詳しくは話さなかったんだけど……
潤くん、櫻井先輩をなんか追っかけ
てて……それで僕に偶然会って
先輩との事聞いたのよ。
僕らが、この前、部室で
先輩と潤くんがキスしてたの見たのも
言ったよ?」
A「えっ!?ウソ、マジで!?」
まーくんには、ラインではただ
花火大会一緒に行く約束したってだけ
入れてたから。
昨日の潤くんとの話を一通り話す事にした。
