
僕のまーくん。
第31章 潤くんの誕生日と花火大会
それから、まーくんにも潤くんの
誕生日&花火大会の日の約束の
場所と時間を伝えて
A「なんか色んな意味で
楽しみだね♪」
なんてまーくんが言うから
N「まーくん、明日か明後日空いてる?
潤くんの誕生日プレゼント買いに
一緒に行ってくれない?」
って聞いてみた。
A「部活終わったあと、昼からなら
いいよ。迎えに来よっか?」
N「じゃあ、部活見学行っていい?」
A「ん?見に来てくれる?
んじゃ一緒帰ろうね」
N「うんっ!」
明日、会う約束をして
A「……じゃあかずくん、今日はもう
帰るね。」
まーくんがそう言って立ち上がろうと
するから、急に寂しくなって
まーくんの腰の辺りの、裾を引っ張った。
N「……まーくん」
下から上目遣いで見上げると
まーくんが、そのまま
チュッとキスしてくれた。
A「帰りづらくなっちゃうよ。
かずくんがそんな顔してたら。」
N「だって……離れたくない。
まーくん大好き」
僕はぎゅうってして、のポーズをする。
まーくんが、ふわぁっと
また抱き締めてくれた。
まーくんの優しい匂いが大好き。
安心出来るなぁ。
まーくんの首筋にスリスリ唇を
押し付けてたら
A「かずくん……こうしてたら、
ちょっと……ヤバい」
N「えっ?」
A「今日は、とりあえず帰るね?
おばちゃんいるしね。クフフッ」
スッと僕から離れたまーくんも
名残惜しそうに、又もう一度僕に
チュッってしてくれて。
A「明日、待ってるね。
又、夜ラインするよ♡」
って言ってくれた。
N「はぁい」
A「クフフッいいお返事♪」
ちょっと不貞腐れながら返した
返事にまーくんは笑いながら
階段を降りて行った。
玄関で、見送る。
N「じゃあバイバイまーくん」
A「うん、ありがと。又明日ね!
バイバイかずくん」
靴を履いてそう言って出て行こうとする
まーくんの背中を見つめてたら、
もう一度ドアの所で、まーくんが
振り返って。
奥にいる母さんを
気にしながらか、小さな声で
A「かずくん愛してるよ♡」
って太陽みたいなスマイルと
一緒に囁いてくれた。
まーくん!
N「僕もっ!!僕もだよ」
僕は声のボリュームはそのままで
帰るまーくんに返した。
もう、幸せ……
