
僕のまーくん。
第31章 潤くんの誕生日と花火大会
Nside
あの日、まーくんは女の子に告られた。
僕は、ちょっと思い出してしまって、
まーくんに聞いてみた。
N「まーくん、あの女の子さ……あれから
見に来てる?」
A「ん?」
僕が唐突にこの間の話を
切り出すもんだから、
まーくんが、あぁ……って
思い出したかのように
A「分かんない、かずくん見に来ない時は
周りあんまり見ないし」
まーくんはそう言って、
僕を覗き込む。
A「なんで?かずくん気にしてる?」
ニコニコ優しい顔で見つめられて
N「違う……いや、違わない……違う?」
独り自問自答しながら、
まーくんを上目遣いで見る。
A「僕は何があってもかずくん一筋だよ?」
まーくんの顔が近付いて来て
そのままチュッってほっぺに
キスされた。
まーくんの言葉と、行動がくすぐったい。
N「まーくん、こっち♡」
んって、唇を突きだしてみせると
「可愛い」
って言ってそのまま唇を重ねてくれた。
少し、開けるとまーくんの舌が僕の舌を
追うように入ってきて、絡めとられる。
まーくんは、スイッチが入ったかのように
僕の後頭部に大きな手を回して
そのまま何度も角度を変えながら、
チュッチュッと唇を吸っていった。
気持ちいい……まーくんのキス。
N「……んっ、ふっ…」
舌を転がすように、舐め回すまーくんは
チラッと薄めで確かめると、
イケメン過ぎてヤバい!
チュッチュッって部屋に響くリップ音。
一回、まーくんが離した。
ジィッと僕を見つめるまーくん。
僕もまーくんから目が離せない。
まーくんが僕の手を握って、
A「ね?
2階行こっか?僕の部屋……」
熱いまーくんの視線にドクンって心臓が
鳴った。
……期待しちゃう僕。
N「うん、行こっ♡」
まーくんに手を取られてうつむきながら
2階まで上がった。
