
僕のまーくん。
第31章 潤くんの誕生日と花火大会
2階のまーくんの部屋に着くなり、
まーくんが、腰に手を回して僕の身体を
グッと引き寄せた。
ついでに、ドアの鍵もガチャって閉めて。
立ったまんま、さっきのキスの続きを
始めるまーくんに、もうされるがまま。
あの初エッチ以来……いや、僕の部屋で
イチャイチャしてたら、お邪魔虫に邪魔された
んだっけ……か。
あれ以来、まーくんと本気で
触れ合ってなかったから。
お互いにすごい求め合って、まーくんが
僕をリードしてくれるように、
舌を絡めるから、ついていくのが精一杯で。
苦しくなるくらい激しいキスに
下半身も、もうヤバいくらいに
膨れ上がってる。
……って思ってたら。
激しいキスの合間にまーくんが、
僕をドアにドンッて、反転させて
ドアとまーくんに挟まれて尚も激しい
キスの嵐が降ってきた。
まーくんの方が僕より、背が高いから
完全に壁ドンッからのキスっていう、
女子憧れのマンガのワンシーンのよう。
……女子じゃないけど。
そんな、カッコいいまーくんのキスに
完全に落ちちゃった僕は。
まーくんの足の間に自分の足を絡ませた。
まーくんのも、完全に臨戦体制じゃない!
N「んぁっ……んっ」
A「ふっ……んっ」
お互い、吐く息に混じって甘い声が
漏れる。
それがまた、理性を飛ばす材料になって
僕らの興奮は止まらない。
A「あっちいこ?」
顎でまーくんが、クイッとベッドの方を
指した。
N「うん……」
まーくんに、ドサッと軽く押し倒される。
やっぱりこういう、瞬間は恥ずかしい。
だって、僕を上から見下ろすまーくんが
いつものふわふわしてるまーくんじゃなくって、
雄な顔して見つめるから……
ドキドキが止まらない
