
僕のまーくん。
第31章 潤くんの誕生日と花火大会
Nside
まーくんに言われて
「はっ?!」
って、その大きなキレイな目を
更に大きく広げてびっくりしてる先輩。
そりゃ、そうだ。
あの日の、部室の潤くんとしてた
熱い熱いチューを僕らが見ていた事は、まだ
先輩知らないんだから。
ちょっと、まーくん。
それ、まだ内緒にしとこうって思ってたのにぃ。
S「相葉くん!何だよそれっ!?」
まーくんに詰め寄る先輩の後ろから、
J「はいはい、かき氷食べましょうねぇ」
潤くんが先輩を引っ張って、
「こっちね」
って、潤くんの横に無理やり腰掛けさせた。
S「おいっ!」
J「ん?」
S「まだ話の途中…ぅんがっっ」
先輩の口の中にかき氷のストローを
ブスッと突き刺す潤くん。
J「はい、あ~ん。美味しいね?」
S「ムグムグ…」
そのまま突っ込まれたまんま、潤くんに良い
ように扱われる先輩を見て、僕は吹き出して
しまった。
だって、完全にペース握られてる先輩。
潤くんが一枚も二枚も上手だな。
年下なのに。
僕とまーくんとは、又違った関係性で
見てて面白い!
A「翔ちゃん完全に松潤に翻弄されてるっ!ブッ」
まーくんが面白がってる。
S「お前なぁっ!」
先輩は、潤くんに文句言いたいみたいだけど
ニコニコ顔の潤くんは、更に「はい、もう一口♡」
なんて、全然気にしてないし。
隣にいるいちゃつくカップルを見ながら
まーくんが
A「かずくんも、ほらたこ焼き食べな」
あっ。
まーくんがちゃんと、全部のパックを開けて
くれて、僕の口の近くまで
A「はい、あ~ん♡」
って、潤くんに負けないくらいのスマイルで
たこ焼きを持ってきてくれてた。
N「あ~ん♡」
僕もつられて口を大きく開けてパクついた。
A「美味し?」
僕らも、隣にいるバカップルには負けてない。
そんな、僕らを見ながら先輩が
S「よく、人前でそんなバカみたいに
いちゃつけるよな!」
なぁんて言うから、僕も思わず
N「先輩も、今あ~んってやってたじゃ
ないですかぁ」
ってニヤニヤしながら言い返した。
S「今のはこいつがが無理やり口に
入れてきたんだろうが!」
わめき散らす先輩が何だかウケる。
J「無理やりアソコ入れられるよりましだろッ」
ハハハッてばか笑いしてる潤くん。
