
僕のまーくん。
第32章 ライバル出現!?
「誰か立候補いるかぁ?」
先生が皆に聞いている。
僕には、3年間全く関係のない話だわ。
応援団なんてねぇ……
やりたい人がやりゃいいし。
J「はい!オレやります!」
潤くん、やるの?
N「スゴいねぇ……さすがだわ」
濃いスマイルを振り撒いている潤くん。
親指立てて、こっちを見た。
J「オレ、中学3年間ずっと応援団やってた」
なんて、言う潤くんを本当
尊敬しちゃう。
N「へぇ~スゴいね。頑張ってね。」
部活と両立でしょ?
マジ、自分なら選ばないな。
僕はさ、応援団の練習なんか頑張ってる
潤くんを、影ながら応援してるから。
「はい、松本決まりなぁ~他は~いないかぁ?」
潤くん決まったけど、他は誰も……
いないのかな?
フフっ……本当他人事だし。
頬杖ついて、窓の外眺めてる僕
その時、潤くんが凄く軽~く
J「ニノもやんね?」
なんて言ってくるから
N「はっ!?絶対ムリ!」
慌てて全力で拒否った。
やだよ~ぉ応援団なんて。
放課後、ずっと残って練習でしょ?
ムリ!ムリ!
J「相葉先輩、出るんじゃね?」
!!
あっ、まーくん、去年はそういや
応援団やってた。
僕は、去年のまーくんの学生生活は
ほとんど話しか聞いてないから
分かんないけど。
体育祭は、まーくん応援団やるって言うから
ちょっとだけ見に行ったんだった。
カッコ良かったよなぁ……
アレを自分がやるなんて
絶~対っ、ムリぃ~
見てるだけの方が絶対いいに決まってるし。
そんなこんなで、女子が(潤くん狙いの?)
二人は決まってた
「お~い、男子はあと1人いないかぁ?」
先生が、問いかける。
マジで誰もいないの?
長期戦かなぁ
誰か手挙げてよぉ
J「大好きなまーくんと放課後ずっと
一緒にいれるかもしれないんだぜ?」
横から、潤くんが言ってるけど。
今年は、又まーくんするか分かんないじゃん。
いや、まーくん決まったって僕は……ねぇ
応援団……やっぱムリ~
一緒にいたいけど。
潤くんが下向いてなんかやってる。
?スマホ?
その時、潤くんがバッとこっち見て
J「おいっ!ニノ、相葉先輩やっぱ決まった
ってさ!応援団!ニノもやるしかないよな」
そう言って。
次の瞬間には
ハイハイ!って手挙げてる潤くん。
J「二宮くん推薦しまーす」
って。
はぁ!?
